アップルパイにヤキモチ

ぶいしっくす すきなひとはいのはらくん

2度目のきっかけ。

 

2014年の夏、資格を取るために3ヶ月間、毎日毎日朝から晩まで学校に通った。週6で学校があって、家から2時間弱の距離だった。勉強内容は自分がやりたいと思ってたことだったし、そんな馬鹿みたいに厳しいものでも難しいものでもなかったけど、毎日毎日学校づくしの日々と、単位の関係で休めないっていうプレッシャーはあった。ともだちもいたし、知らない人もいる新しい環境でそれなりに新鮮さもあって楽しかったけど、やっぱり心身ともに疲れてたんだと思う。(主に講習と並行して行っていたゼミ関連のことが大変だったりもしたんだけど、それはまあ置いといて。)
 
 
ころっと堕ちたきっかけは、そんな時期だった。
 
 
本当の本当のきっかけっていうのは正直、覚えてない。
ただ、きっかけのひとつとして印象深いのは、2014ベストアーティスト。わたしは嵐ファンだし、翔くんが司会、嵐も出るこの番組を例年通り録画して見てた。講習なかったら会場に行きたかったなあとかそんなことも少しは思いながら。
 
そしたら、V6が出てきた。歌ったのは「愛なんだ」と「涙のアトが消える頃」。今でも覚えてるのは、「愛なんだ」のイントロが始まるときの6人。司会の翔くんがV6の曲紹介をしてくれて曲が流れ始めるとき、6人でステージの真ん中に集まって、変な動きをして遊んでた場面。
 
 

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なんだろうって何度か見てわかった。V6の前に歌っていたMay.Jのアナ雪の真似っこだった。井ノ原くんがエルサの、氷を出すふりを真似してるのかな。それに群がる5人、雪の魔法にかかったふりをする長野くん健くん岡田くん。翔くんが曲紹介のあとにステージの6人のこの光景をみて、すごく面白そうに、先輩なんだけど「なにやってんだろ(笑)かわいい」って思ってそうな(わたしが勝手にそう思っただけだけど)顔をしてた。
 
今考えたらたったこれだけ、一瞬の本当に些細なことなんだけど、毎日毎日勉強尽くし、講習に追われる日々の当時のわたしにとって、この6人が本当にすごく楽しそうで、その光景が何故かずっと心に残ってた。
 
この番組が先かどうかは覚えてないけど、ちょうどその頃、講習に参加してた友達とV6の動画を観ることにはまってた。お互い毎日大変な日々の中癒しを求めていて、そもそもその友達はジャニーズは興味がない子だったのに、なぜかその時2人の趣味が合致したのがV6だった。
 
休み時間、お昼の時間、隙さえあれば携帯で動画をみたり、教えあったり。すごい勢いではまっていった。ちょうどトニセンが舞台をやってる時で、講習もあるしそもそもチケットだってないし行けないことは重々承知で、それでもチケットを調べたりしてた。来年は20周年なんだよね、行きたいね、って話もした。講習期間は3カ月弱で、初めの頃はV6の話なんて全くしてなかったのに、講習が終わる頃にはお互いFCに入る相談をしてた。19年の歴史がある分、どれだけ遡っても追いつくことはなくて、毎日毎日新しい発見があった。それを見つけることがすごく楽しくて、それを共有できる人がいることもすごく楽しくて、どんどんはまっていってた。講習の息抜きだったはずが、講習が終わっても勢いは加速していった。
 
 
観てた動画は、学校へ行こうだったり、ミッションV6とかのバラエティ、Mステやうたばんなど音楽番組、コンサート映像、本当いろいろだったけど、とにかくやんちゃですぐ茶番したがるV6が大好きになった。
アイドルのくせにおしり出したり、何かにつけて
「女の子がいたら俺らだって頑張れるのに〜〜」
「女いねえの?」
「(おばあちゃんに向かって)超いいオンナじゃん」
ってすぐに女女言うところ、リーダーに向かって「おい!じじい!」長野くんに向かって「ばばあ!」(?)っていうカミセンの生意気さや「井ノ原くん!死ね!by.森田」って急に暴言吐きだすところ、その一方で、グループ全員の身体能力が高くて、バク転だって肩宙だってアクロバットやりまくり、数年前まではコンサートで2メートルの高さから6人全員で台宙しちゃうような、どれも嵐ではあんまりみないところが全部新鮮だった。コンサートでアカペラしちゃうくらい歌唱力が高いところも、OMGでは楽曲制作に深く携わっていたということも、知れば知るほど惹かれていった。
 
 
 
具体的に何がと訊かれたら難しいけど、きっと、嵐とはまた違った面白さがあるんだなって感じたことが始まりだったんだと思う。
 
 
 
話は戻って、講習が終わって、秋に入って冬になった。秋冬ごろかな?それとも春に入ってからかな。やっと嵐アカでもはまってることを少しずつ話すようになった。こちらも具体的な時期は覚えていないのだけど。
 
 
この頃になるまで、わたしの中のV6の誰が好き、と言える人がいなかった。嵐の場合はやまたろ堕ちというのもあって、二宮くんから入ったわけだけど、V6は入りが"6人の空気感が好き"というところで、グループとして好きで、個人個人も好きだし、どのコンビになっても好きだし、知れば知るほどみんな魅力的で選べなかった。コンサートがまだ発表されてもない時期から、「誰のうちわ持つかなー」なんて考えてた。
 
初め少し、健くんに惹かれてた。二宮くんと似ているひとを無意識に探した時に、人たらしなところや自分の可愛さを分かってるところ、グループを誰よりも大切にしているところが似ているなあと感じたから。
 
だけど、二宮くんと似ている人を探すんじゃなく、6人それぞれを知っていくうちに、そしてこの映像を見てから、だんだんと井ノ原くんが特別だと思うようになった。
 
 
 
 
これは、Oh!My!Goodness!というコンサートDVDの特典映像、楽屋の様子。
 
井ノ原くんは、よく作曲をしてる。コンサートでソロとして披露するような曲もあれば、こうやって唐突に即興で作ることもよくあるし、長野くんの実家の自転車屋さんのテーマソングを作ったりもしてる。
 
これは、井ノ原くんが即興で、このとき周りに振られてパッと作った歌。くだらないし、ノリで乗り切ってるけど、だんだんと盛り上がりが伝染していって、最終的にはみんなで立ち上がってノリノリになる、この6人のハッピー感がわたしは大好きで大好きで。
 
みんなの中心で、歌って周りをどんどん盛り上げて、笑顔にしていくこの井ノ原くんをみて、率直に好きだと感じた。
今考えると、このくだらない歌()でころっと落ちたの、めっちゃ笑えるよね(笑)
 
そのあと春からのクールで放送されていた、井ノ原くんが出演するドラマ、「警視庁捜査一課9係」を見て、主題歌Timelessをスーツで歌いあげる姿をみて、さらっとスーツを着こなすスタイルにも、大人のかっこよさにもときめいた。普段の井ノ原くんとは違う大人の魅力。ギャップにやられた瞬間だった。
 
 

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この人がいるだけで周りはみんな笑顔になる。みんなの中心にいるのが似合う人。もともとそういう人は好きじゃなかった。クラスの中心にいるひとは好きなタイプではないし、ずっと言ってるけどわたしのタイプは二宮くんだから、目立つのが嫌いでかったるそうで、少しクールに見えたりなんかして、中心にいるんじゃなくて端っこから全体を俯瞰してるようなひとが好きだった。井ノ原くんはわたしのタイプとは正反対の人だった。性格だってそうだし、そもそも顔が全く好みじゃない。(失礼)
 
 
それでも今、井ノ原くんが大好きだとはっきり言える。
 
思えば井ノ原くんに目が向いてるなって意識した時期って就活準備始まりの時期でもあって、勉強と並行して将来に対する漠然とした不安が常にあって。そんな時だったからこそ、井ノ原くんの底抜けの明るさに救われたんだと思う。根は暗いことも、無理して笑ってたことも知った。それも含めて全部全部好きになった。
 
笑ってればいいことあるよって相葉くんが言ってた。同じことを井ノ原くんも言う。その考え方はすごく尊敬できるけど、わたしは無理して笑うことができなかった。楽しくないときまで、無理して笑うくらいなら、とことん落ち込んでから笑った方がストレスだって溜まらなくない?なんて考えてた。だけど、そうやって笑うことを意識して、結果的に周囲まで笑顔にして幸福感をふりまく井ノ原くんに、わたしはあの時期、救われたんだよね。
 
 
きっとタイミングもすごく大きいんだろうな。タイプでもない、今までだったら絶対に好きにならなかったであろう井ノ原くんが特別になったのって。わたしが弱ってる時期に笑顔をくれて前を向かせてくれた人。一番遠いところにいるって思うけど、だからこそすごく尊敬してる。これが、井ノ原くんのファンになった経緯です。(長いね)